接客業しかしたことないけど、この先転職できるのかな~
このようなお悩みにお答えします。
- 接客業からの転職は可能なのか
- 接客業経験者がアピールできるスキル
- 転職したい人がするべき準備
について理解できますよ♪
そんな私も元アパレル販売員。
転職時は「接客経験しかないけど……」という不安を抱えていた一人です。
今おもうと当時の転職活動は
難しくはなかったけど
たくさん悩まされた
という印象です。
ただ「難しくない」とおもうのは今だから。
全貌がみえておらず、遠回りばかりだった当時は死に物狂いでした。
本記事の結論を先にお伝えしますと、接客業しかしたことなくてももちろん転職はできます!
ただし、転職活動をすすめるなかで以下2つはおさえてほしいポイント。
- 自分を知ること
- 早めにアクションを起こすこと
「転職したいけど……」とモヤモヤしている方は、ぜひ本記事を参考にしてみてください。
接客経験者におすすめの転職先を6つ紹介しています↓
接客業からの転職は可能?
残念なことに「接客業はアピールできるスキルがない」「市場価値がひくい」という言葉をよく耳にします。
ですが、接客業から異業種への転職は可能です!
し、意外と転職に成功している人たちがいるのも事実です。
そのような転職者の情報って、あまり聞きませんよね?
私の前職場でも「接客業→接客業」という話はよくあったけど「異業種転職」の話題は一切出てなかったな~
接客業から異業種への転職ってなんだか難しそうで、無意識のうちに選択肢からはずしてるかも。
そこで、株式会社ビズヒッツが実施した以下のアンケートに注目してみました。
⇒『500人に聞いた接客業から異職種への転職理由と転職活動時の注意点』
対象者は、接客業から異職種に転職した男女500人。
同アンケートの結果がとても興味深かったので、紹介させてください。
『接客業から異業種への転職は順調だった?』という質問に対して、71%もの人が「順調」「まあ順調」と答えています。
もっと難しいものだとおもってたけど、意外な結果だね~
順調だった理由として最も多いのが、接客業でつちかったスキルや経験が評価されたこと。
接客業での経験は、しっかりアピールすべきポイントだということがわかりますよね。
そのほかにも↓
『接客業から異職種へ転職してよかった?』という質問に対して、91.6%の人が「よかった」「まあよかった」と回答しています。
注目すべきは前の図で「順調」と答えていない人たちも「転職に満足している」と答えている点です。
苦労した甲斐があったね~!
- 土日休みで規則正しい生活ができた
:自分時間の確保、家族イベントへの参加が可能となった - 給与と勤務時間のバランスがとれた
:大幅な給与アップがなくても精神的・体力的な安定につながった
このように、接客業ではむずかしいとされている点に改善がみられ、異業種転職に対する『満足度』が高まったように思われます。
満足度向上につながるということは、転職として『成功』といえるでしょう。
つまり、接客業しかしていなくても満足のいく転職は可能ということです。
でも、異業種への転職となると、特別なスキルや経験が必須なんじゃ……?
もちろん転職する際に、ほかとは差のつくスキルや経験は優遇されるポイントのひとつです。
でも、上記1つ目のアンケートで「順調に転職できた理由」の最も多かった答えをおぼえていますか?
接客業でつちかったスキルや経験が評価された
接客業でつちかわれたスキルや経験は、転職の際にアピールするべき要素なんです!
そこでつぎの章では、接客業で身につくスキルについてご紹介します♪
接客業で身につくスキル
接客業で身につくスキルは、次の2種類。
順に説明します。
接客をとおして身につくスキル
接客業の第一任務は『お客さま対応』。
その過程では、さまざまなスキルが身についていきます。
- コミュニケーションスキル
- 観察力
- 提案力
- 傾聴力
- 質問力
え~!こんなにあるのに、なんで気づかないんだろう??
それは、これらのスキルがすべて
数値化できないスキル
だからです。
数値化できない。
言いかえれば、資格として形に残すことがむずかしいとも捉えられますよね。
接客業は特別な資格が必要なく、だれもが始めやすい職業といわれています。
でも、目に見えないけど必要なスキルが意外と多い業種でもあるんだよ。
接客業に就いてみたけど「自分に合わなかった・できなかった」という人が多いのも、その判断基準がもうけられていないから。
そっか!資格が必要なら「できる・できない」の判断がしやすいもんね!
「接客がたのしい」「以前より売上が伸びた」「お客さまによく感謝される」などの経験がある方は、『接客をとおして身につくスキル』がしっかり備わっているかもしれません♪
一度、自身の接客シーンを客観的に想像してみるといいでしょう。
実際にどのような場面でこれらのスキルが発揮されているのかを『【体験談】転職してわかった!接客業で身についたスキル全8つ』にてご紹介しています。
気になる方は、あわせてご覧ください。
業務遂行の過程で身につくスキル
つづいて、業務遂行の過程で身につくスキル。
接客業といえど、仕事内容は『接客』にとどまりません。
- 店舗管理
- バックヤード業務
- スタッフへの指示出し
- イベントなどのスケジュール管理
など、細かいものまでふくめると多岐にわたります。
その過程で身につくスキルが以下の3つ。
- マルチタスク
- マーケティングスキル
- マネジメントスキル
私自身、当時はなかなか気づくことができなかったスキルですが、転職し環境がかわった今「販売員時代に身についていたんだな」と実感する機会が多くあります。
接客場面に焦点をあてがちだけど、視野をひろげると見えてくるスキルがあるんだね。
ただし、上記3つは『私目線』で気づいたスキル。
接客場面からすこし焦点をズラしてみると『あなただからこそ』の特別なスキルが見つかるかもしれませんね♪
これらスキルを身につけられた過程も『【体験談】転職してわかった!接客業で身についたスキル全8つ』にてまとめています。
接客業経験者がもっているスキルについて深掘りしているので、興味のある方はぜひご覧ください。
転職にむけた事前準備
接客経験しかない私でも転職できるし、強みもある!よし……で、なにからすればいいの?
本章では、実際に転職活動をおこなうにあたっての事前準備をまとめました。
事前準備3つ
ぜんぶスキマ時間にできることだよ♪
スムーズな転職は周到な用意があってこそ!
なにか一つでも行動につなげていきましょう。
①自己分析
これまで、自己分析をしたことはありますか?
就活や面接対策として、したことのある方も多いのではないでしょうか。
『自己分析』と聞くとすこし堅苦しい響きになりますが、その目的は以下2つを把握することです。
- 自分の「過去」「現在」「未来」の在り方
- 仕事の軸(ワークスタイル)
自己分析は、転職活動をする前におこなってこそ意味があります。
- 自分が気づいていない『強み』を洗い出すため
- 潜在的にいだいている『理想の働き方』をさぐるため
↑この2つがわからないと『やりたいこと』と『できること』のバランスが、とれにくくなってしまうからです。
自分がもっている強みを把握すると「意外な職種が向いているかも!」という発見にもつながるよ。
現に私も、苦手とおもっていたライティングやパソコン関連の仕事を選択するキッカケとなったのが、この自己分析でした。
たしかに…
「〇〇したいな~(理想)」より「〇〇できるかも!(自信)」を見つける方が現実的だね!
また、理想の働き方を考えるうえで切り離せないのが『プライベート』とのバランス。
仕事は暮らしのなかの一部にすぎません。
転職を考えるこの機会に、この先どのような暮らしを送っていきたいのか、じっくり考えてみましょう。
私がおこなった自己分析は、紙とペンだけでできるお手軽な方法です。
『キャリアプランの考え方|立てるべき理由から作成手順までを解説』のなかで、その方法を紹介していますよ。
②スキル習得
自己分析をすると徐々にうかんでくる『本当に』やりたい仕事。
やりたいし向いてそうと思っても、その職に就くために必要なスキルがないよ。
という方は、今からでもできるスキル習得法を考えてみましょう!
今、そのスキルをもってないからといって諦めるのは選択肢をせばまる一方です。
社会人にオススメのスキル習得方法は大きくわけて2つ。
- 独学する
- スクールに通う
どちらを選ぶかは、スキル習得についやせる時間的・金銭的状況でことなります。
それぞれの特徴をザっとまとめると、このような感じ↓
独学
副業思考や手に職をつけたいと考える人が増加傾向にある近年。
独学できる手段や環境も、それにともない増えてきていますね。
こんな人にオススメ
費用をおさえたい、自分のペースで学びたい、スキル習得までに時間的余裕がある
スクール
講師からリアルタイムな情報を得られたり、同じ目的をもつ仲間に出会えたりとモチベーション維持がしやすい環境がととのっているのがスクールの特徴です。
こんな人にオススメ
短期間で学び終えたい、転職サポートを受けたい、金銭的余裕がある
スクールは通学よりオンライン上で完結するタイプが断然オススメ!
時間を気にせず効率的にカリキュラムをこなせます。
転職時期をいつに設定しているのか、どれほどのスキルアップが必要なのかを整理したうえで、あなたに合った方法を選択するといいでしょう。
働きながらでも無理なく、そして楽しく学べる方法をえらぶとつづけやすいよ♪
忙しい社会人だからこそ、スキマ時間をうまく「自分に投資する」ことが大切なんだね。
③転職サイトへの登録
転職方法が知人などの紹介でないかぎり、転職サイトの利用はマスト。
今すぐの転職でなくとも「この先の転職」を視野にいれた時点で、登録を済ませておくのがオススメです。
というのも、転職活動スタート時に希望する職種の求人数が十分にそろっているとは限らないからです。
意外にも、転職市場には繁忙期と閑散期があるんだよ。
繁忙期は、希望する職種の求人が多く掲載されている可能性はありますが、その分ライバルが多い。
一方、閑散期はライバルが減るものの、希望職種の求人数も縮小されるというデメリットがあります。
転職活動時期をどちらにするかは一長一短ですが、求人情報チェックに十分な時間をついやすことに越したことはありませんよね。
以下に、20代の転職希望者がよく利用している転職サイトと、その特徴をピックアップしました。
もちろん、会員登録もサイト閲覧も無料!
サイトごとに用意されている『転職成功ノウハウ』のページや『適職診断・強み診断』も要チェックです♪
『Re就活』
Re就活の特徴
- 20代・若手社会人に特化した転職サイト
- 未経験・キャリアチェンジ歓迎の求人が豊富
- 20代がえらぶ20代向け転職サイトNo.1(2022年9月東京商工リサーチ調べ)
『リクナビNEXT』
リクナビNEXTの特徴
- 日本トップクラスの求人情報量+AI技術を駆使
- 気になる企業から連絡が?「気になる」機能搭載
- 公式アプリを登録すれば新着情報を見逃さない
『マイナビ転職』
マイナビ転職の特徴
- 「今すぐ転職したい」20~30代の転職希望者に人気
- 入場&参加料無料の転職フェアを全国で開催
- 知名度たかくアプリのダウンロード数No.1(2022年7月時点)
求人情報がかぶっているものもれば、それぞれのサイトにしか載っていないものもあるんだね~
求人情報だけでなく、ページの見やすさや独自機能もサイトごとにことなる点。
はじめは2~3個を併用しながら。
徐々に、自分と相性のよさそうなサイトをしぼっていくといいでしょう。
私はいくつものサイトを併用できないタイプだから、最終的に利用サイトを1つにしぼったよ。
転職活動は長期戦です。
先にのべた自己分析やスキル習得だけでなく、希望職種や企業の情報収集も必要となってきます。
まずは転職サイトに登録をして、スキマ時間にチェックする習慣をつけていきましょう。
より効率的に、かつ専門的なアドバイスがほしい方
転職エージェントへの登録がオススメです。
じつは私、エージェントの利用にはお金がかかるとおもっていて、一度目の転職時には利用していなかったの。
なんと、転職エージェントで受けられるサポートはすべて無料なんです!
- マンツーマンでのキャリアコンサルティング
- 面接の日程調整や条件交渉の代行
- 非公開求人の紹介
- 応募書類の添削
などなど……
これぜんぶ無料なの!?
専任でつくキャリアアドバイザーは転職の『サポート役』。
現職が忙しいあなたにかわって、プロ目線での適職のリサーチや企業とのやりとりを代行してくれる点が大きな魅力といえるでしょう。
働きながらの転職活動は、言うまでもなく効率化がもとめられます。
転職サイトと転職エージェントをうまく併用して、転職活動を着々とすすめていきましょう。
まとめ:自己分析と行動力がカギ!
本記事では、接客業しかしたことなくても異業種転職できる理由を紹介しました。
実際のアンケート結果から『接客業→異業種』への転職が可能であることが理解できたのではないでしょうか。
ほかにも、接客業で身につくスキルや転職にむけた事前準備についてもまとめています。
- 接客をとおして身につくスキル
- コミュニケーションスキル
- 観察力
- 提案力
- 傾聴力
- 質問力
- 業務遂行の過程で身につくスキル
- マルチタスク
- マーケティングスキル
- マネジメントスキル
- 自己分析
- スキル習得
- 転職サイトへの登録
異業種への転職には不安がつきものです。
まずは、自分を知ることから。
足りないものがあれば補えばいい、できないことがあれば頼ればいい。
接客業しかしたことなくても転職はできます
ここまで読んでくださった方は『今』できることを見つけられたはず。
その気持ちの変化はとても大切なことですよ♪
今すぐ行動にうつしましょう!